〔281〕蓬莱山 (1,174m)

2006年04月18日(当時56歳)


琵琶湖沿いの国道161号線から見た ”蓬莱山系”。
所々に残雪が見えるが大したことはなさそうだ。

登山口への林道
  JR蓬莱駅から山側に向かって走れば林道に入って行くが、途中は三叉路、枝道が多く道間違いに
注意を要する。 要所ゞには蓬莱山登山口の標識があるので見落とさない様に車を走らせる。
林道は舗装されているが、かなり崩壊しており勾配のきつい凸凹道が続いた。

見た目は落差8m程の ”薬師滝”であったが、この滝は上流部にも滝が続いて
おり総落差13mの3段瀑らしい。 この頃は滝に対して興味が薄かったので
深追いはしなかった。
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滋賀県大津市葛川木戸口町
天気を狙って会社を休む
  ここんところ週末に天気が悪い日が続いており、今週末も天気が悪そうなので晴天を狙って休暇を
取って山へ行く。 天気は快晴のはずであるが、黄砂の為に薄曇状態で残念至極。

JR蓬莱駅から伸びる道を進むと林道に入る。 林道終点には
車3〜4台分の駐車スペースしかなかった。 林道終点からも
琵琶湖の展望が広がっているが今日は黄砂で見通しが利かない。

沢沿いの道を6分も歩けば ”薬師滝”の標識に出会う。

林道終点の堰堤には蓬莱山への登山口であることを示す標識があった。まずは ”小女郎峠”を目指して歩き始める。
Road Map :名神高速を大津ICで降りて国道161号線を北上、JR蓬莱駅で左折すれば林道に入る。
Route Map:林道終点から小女郎谷から小女郎峠へ、小女郎ヶ池を見てからササ原の尾根から山頂へ。
沢沿いの道は勾配が緩く、沢音を聞きながら気分良く歩ける道であった。

沢から離れると所々の小さな残雪を通ることになる。
スパッツを着けていないのでつぼ足に注意しながら歩く
ことになるが、表面が硬くつぼ足になることは無かった。

峠から5分程歩けば ”小女郎ヶ池”に出る。
案内板にはうそ臭い伝説が書いてあるので一応写真だけは撮っておく。

”蓬莱山”の山頂付近から、歩いてきた尾根筋を振り返り見る。

”小女郎ヶ池”は山頂にある大きな水溜りと言った感じで、
水も綺麗では無くあまり魅力は感じないが、休憩場所には最適だ。

峠に引き返し、登って来た ”小女郎谷”を見る。
琵琶湖の展望も広がっているが霞んでしまって絶景とは言い難い。

尾根筋の登山道からは ”琵琶湖”が一望出来る大展望であったが、
黄砂による見通しの悪さ、残念な展望となってしまった。

1時間20分で分岐点である ”小女郎峠”に着く。
”小女郎ヶ池”は近そうなので寄り道してみる。

ササ原の尾根道から蓬莱山の山頂を見る。 ササの背丈は1m程であり
見晴らしの邪魔はしていない。 兵庫の山のササは2m以上の背丈があり、
完全に閉鎖状態にしてくれるが、ここのササ原は背が低く感じが良い。

1時間50分を要して ”蓬莱山”(1,174m)の山頂に着く。
山頂にはハイカーは居なかったがどこかの中学生が ”三角点”を占拠していた。

山頂一体は ”びわ湖バレー”のスキー場となっておりゴンドラで簡単に山頂まで来られる様だ。
昔、何度かスキーに来たことはあるが、その当時の記憶は殆ど残っていない。
ゴンドラは営業運転していたがリフトは営業運転されていなかった。

    今日は平日の山歩きなので、山頂にはハイカーは誰も居ないで
    あろうとミニ三脚を持って来た。 自分撮りをしておく。

関西百名山
日本三百名山』 晴天日を狙ったが、酷い黄砂で空は霞み返り討ち合う。
標高差:720m
何かのおまけで貰ったミニ三脚。 これからの山行きにはお供してもらおうと
思う。 でも、自分撮りは山頂での証拠写真だけにするつもり。
登り時に見た ”エンレイ草”であるが、この先幾らでもられると
思い通り過ぎた。 しかし、その後、まったく見られなかった。
下山時に探しながら歩き再会出来たのがこの ”エンレイ草”であるが、開花するのは5月初旬らしい。
”コゴミ”が美味しそうな新芽を伸ばしていたが、
かみさんは山草を料理してくれないので採集は断念する。

雑感
  苦労して登った山頂にゴンドラで上がってきている人が沢山居るのはうれしいものでは無い。 はやり、山に登るには歩いてでしか行けないところにしたい感じはする。
  近畿圏の山では春に見通しの良かった試しがない。 今年は黄砂が特に酷い様なので晴天時でも大展望が得られそうにない。
2006年度の滋賀県の山歩き
蓬莱山 → 比叡山

  今日は雲一つない晴天のはずであるが、直ぐ隣りの ”武奈ヶ岳”でさえももやの
中にあるような感じに見えてしまう。 今年、3月4日に登った ”武奈ヶ岳”を見る。
         南西稜にはまだ残雪がたっぷりと残っている感じだ。

下山
  広々とした山頂芝生で早い目の昼飯として、下山時のつぼ足に備えてスパッツを着ける。
”小女郎峠”からの下りは残雪のある雨水路であるが、気温の上昇と共に雪解け水が流れ出した。
登り時には花が咲いていないもとの思っていたが、余裕を持って下っているとあちこちに小さい
花が咲いているのが目に付いた。
 小女郎谷の登山道は登り返しがまったくないので下る一方で楽に早く駐車場に着いてしまい、
1時間25分で下山を終える。 3時間25分にて ”蓬莱山”を終え、”比叡山”に向う。

ほうらいさん
酷い霞みであるが、琵琶湖への展望を見ながら下山に入る。
”小女郎峠”の分岐に戻って来る。
薬師滝(落差13m)
2024年7月9日改定
下山時に ”三角点”を撮っておく。